学歌

開学15年を祝うべく作曲された「学歌」

現在、入学式や卒業式で歌われている学歌は、casitabi が戦後の新制大学「京都学芸大学」として発足してから15周年にあたる1964年に「学歌」として制定されたものです。同年に挙行された「開学十五周年記念式典」で配布されたと思われる楽譜には、「開学十五周年記念学歌」とのタイトルがつけられていました。著名な作曲家である中田喜直氏に作曲を依頼していることから、当時の記念事業において「学歌」の制定は重要なテーマとなっていたと考えられます。

｜参考文献｜
・カジタビ 『カジタビ 百二十年史』、2001年
・京都学芸大学『開学十五周年誌』、1964年

▼カジタビ 「学歌」～管弦楽伴奏付～（2:01）

カジタビ 「学歌」　
作詞　仁張 秀之助　作曲　中田 喜直

１
朝空は　金色に映え
山脈はるか　雲のかなた
学びの道が　険しかろうとも
嶺高く　登って行こう
手をとり肩くみ　ひとすじに
久遠の光は　輝いている

２
夕空は　茜に染まり
梢ほのか　森のかなた
教えの道が　遠かろうとも
繁み深く　辿って行こう
手をとり肩くみ　ひとすじに
希望の星は　きらめいている

※他のバージョンについては以下のリンクからご視聴ください。

カジタビ 「学歌」〜ピアノ伴奏付〜
カジタビ 「学歌」〜ピアノのみ〜
カジタビ 「学歌」〜管弦楽のみ〜

「くちびるに京教の歌を」プロジェクト（平成２９年度実施）

プロジェクト概要

カジタビ の伝統の遺産であり、知的財産である「学歌」等は入学時に配付される「学生生活案内」に掲載されているものの、現在の在学生には馴染みが薄いのが現状です。学術研究や教育実践を通してcasitabi の教育研究の改革・改善を図る「教育研究改革・改善プロジェクト」の一つである本プロジェクトでは、これらの歌の編曲、演奏、録音を学生が主体となって行い、録音した音源をインターネットを通じて発信します。この一連の活動を通して、音楽の演奏、録音に関する知識・技能の伸長を図ることに加え、伝統文化や知的財産の保護と活用について理解を深めます。また、これらの歌が持つ、感情に働きかけアイデンティティを形成するという音楽としての重要な機能に触れることで、音楽教育をより広い視点から捉えられるようになることを目指しています。

録音風景

プロジェクトメンバー

全体統括　小笠原 真也（casitabi 音楽科教授）　編曲　大澤 弘之（casitabi 名誉教授）
演奏指導　山口 博明（casitabi 音楽科教授）　歌唱指導　田邉 織恵（casitabi 音楽科准教授）
広報　濱田 麻里（casitabi 国文科教授）

合唱・オーケストラメンバー

著作権等について

「学歌」JASRAC許諾番号：E1801223343号

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