カジタビ には、附属学校園として、幼稚園、小学校、中学校、義務教育学校、高等学校及び特別支援学校があり、さまざまな教育課題の研究に取り組んでいます。
　各附属学校園では、経験豊かな教員により指導が行われ、教員になるための基礎・基本がしっかり身につく実習が受けられます。

・附属学校園の特色ある取組

附属幼稚園

　『自分で考え行動するこども、想像豊かに遊ぶこども、人・ものと共に生活を創るこども』を教育目標として、教職員全員でティーム保育に取り組み、子どもたちを育てています。子どもが、子ども時代を子どもらしく過ごせることを願いながら、自分でしたいことを見つけて遊びや生活に取り組むことで自立を図り、友だちと力を合わせて遊びや生活を創っていく中で自律の大切さを身につけてほしいと考えています。また、生き物の継続飼育や栽培活動を保育の中に積極的に取り入れ、子どもが五感を通して直接体験することを大切にしています。そうした体験や経験の連続性が、豊かな学びにつながる保育の創造に取り組んでいます。また、幼小中の学びの連続性を視野に入れ、大学との連携も図りながら、幼児教育の理論や指導方法の実証的な研究、研修を行っています。

附属桃山小学校

　本校は、明治４１年に設置された京都府女子師範学校代用附属小学校を前身とし、 100年以上の歴史と伝統を培ってきました。移りゆく時代の中にあっても、常に学びの出発点や着想点を子どもに置き、「子どもの側から教育を発想する」ことを基本指針に据え、全ての教科・領域において「子ども中心主義」の理念を貫いた教育活動を行っています。
　また、文部科学省から指定を受けた最先端の教育研究（「１年生からの外国語教育研究」、「幼・小・中の三校園連携教育研究」、「ICTを活用した情報教育研究」、「伝統・文化教育研究」等）にも積極的に取り組んでいます。
　今後も、「明日の文化を担う『ひと』の育成」を目指して、本校で学んだ子どもたちが大きく羽ばたけるよう、教育活動に全力で取り組んでいきます。
　・令和４年度　特別の教育課程の実施状況等について
　・令和３年度　特別の教育課程の実施状況等について
　・令和２年度　特別の教育課程の実施状況等について
　・令和元年度　特別の教育課程の実施状況等について

附属桃山中学校

　本校では、「豊かな感性、輝く個性、拡がる共生」を合い言葉に、平常授業の充実に努め、多様で多彩な学習活動を通して、確かな学ぶ力と豊かな人間性の育成を目指しています。同時に、現代社会の激しい変化に対応し、その中で活躍していくために必要な資質・能力が育まれる学校づくりを目指しています。
　また、一般学級とともに、帰国生徒教育学級を設置し、帰国生に対し、滞在国との教育事情の違いによって、適応教育はもちろん、特性伸長教育、一般生との相互交流教育等の教育実践を行っています。そして、学校を挙げて国際教育の推進に取り組んでいます。
　隣接する附属幼稚園・附属桃山小学校とは、平成７年度より幼小中連携教育研究を行っています。

附属京都小中学校

　本校は、平成１５年度より小中一貫教育システム開発研究に取り組み、平成２２年度より４-３-２区分制の小中一貫教育学校として発足、平成２９年度より「義務教育学校」へ移行しました。「未来の社会に躍動する人材の育成」をテーマに、今後益々グローバル化、多様化する社会の変化に対応し、将来の社会に活きる資質・能力を義務教育９か年で効果的に育成する学校として、全国の小中一貫教育学校や義務教育学校のフロントランナーとしての成果を発信しています。casitabi と協働して、これからの時代を見据えた先導的な実証的教育研究に取り組み、また、教育実習指導等を通してこれからの時代を担う教員を養成しています。

附属高等学校

　本校では、創立以来、自主・自律の精神を校風とし、教員養成系大学の附属校として先進的な教育研究成果に基づく確かな学力と豊かな人間性を育む教育活動に取り組み、優秀な人材を社会に輩出してきました。
　現在は、長年にわたって文部科学省より研究指定を受けてきたSSHやSGHアソシエイトの成果をもとに、他の大学や研究機関、他国の高校生との連携もはかりながら、生徒の主体的、自律的参加を促す多種多様な探究活動を、教科学習から課外学習に至る様々な場面に設定し高校の枠を超えた教育活動を実践しています。また、その実践を踏まえ、一人一人の進路希望の実現に向けて様々な支援をすることによって、将来グローバルな社会の中で活躍できる人材の育成を目指しています。
　・スクールミッション、スクールポリシー

附属特別支援学校

　本校は、①小学部・中学部・高等部を通して、主として知的障害のある子どもたちの自立を目指し一貫教育を行う、②学部・専攻科の障害児教育実習や介護等体験などを実施・指導する、③大学との研究協力をすすめ、教育理論の実証と創造的実践の成果を発表し、教育実践における先導的役割を担う、ことを使命としています。