casitabi 環境教育実践センターでは、学生や地域住民の方を対象に、毎年環境や環境教育についての講演会（全３回）を開催しています。今年度は11月3日（金・祝）、11月13日（月）、11月22日（水）にそれぞれテーマを変えて開催しました。

　第１回は、「植物から学ぶ生物多様性」をテーマに名古屋大学大学院環境学研究科の西田佐知子准教授よりご講演いただき、西田氏の体験談を交えたお話に、参加者からは「面白く引き込まれた」「多様性が身近に感じられた」などの感想がありました。

　

　また、第２回の「都市部で体験する農作業と食育～１７年間のえこそらキッズから見えたこと～」では、京都市環境保全活動推進協会環境教育推進室（京エコロジーセンター）の山内淳氏より京エコロジーセンターでの小学１～４年生を対象とした「えこそらキッズ講座」の活動内容についての講演があり、えこそらキッズの活動に取り組まれた方も参加されていたことから質疑応答が盛り上がりました。

　

　第３回の「肥料価格高騰で求められる作物生産における肥料削減対策」では、大阪公立大学農学研究科専任講師の松村篤氏より、昨今の肥料価格高騰により農業生産者の経営が圧迫されている現状を踏まえ、緑肥作物や未利用資源の活用による減肥効果や、リン肥料削減に向けたダイズの品種改良に関する研究などについてのお話がありました。参加者からは「大学で研究している最新のお話や日本の農業の問題点を聞くことができました」などの感想があり、日本の農業の未来について考える機会となりました。